2010年7月31日土曜日

2010年になって、フリッツ・ラング


John Carradine in "Man Hunt (1941)"
Directed by Fritz Lang
Cinematography by Author Miller


Fritz Langの"Metropolis (1927)"の新しい復元バージョンが、北アメリカ各地で公開されています。San FransiscoのSilent Film Festivalでは目玉でした。日本にはいつ来るのでしょうか?

"Metropolis"はFritz Langのドイツ時代の大作です。彼の作品のAvailabilityには極端な偏りがあって、"M (1931)"、"The Woman in the Window (1944)"、"Scarlett Street (1945)"のようにWeb上でアクセスできるものから、"Beyond a Reasonable Doubt (1956)"のように非常に鑑賞が困難なものまであります。"Man Hunt (1941)"は最近までアメリカ本国でもDVD化されておらず、imdbのUser Commentsでは「子供のころテレビで見た」と言う人たちが、非常に高い評価をしていました。昨年アメリカでDVDがリリースされ、そして日本でもリリースされました。

この映画はアメリカが第2次世界大戦に参戦する前に製作されたため、少しばかり物議をかもしたようです。海の向こうの戦争にできる限り関わりたくないアメリカ市民も多く、Fritz Lang監督が積極的にナチス・ドイツの残虐さを描くことに難色を示した人たちもいました。

不気味なもの言わぬナチスのエージェントを演じているのはJohn Carradine。"Kill Bill (2003)"に出ていたDavid Carradineのお父さんです。あのGeorge Sandersがゲシュタポの将校を演じているのですが、いつもどおり凄いですね。そのしつこさがあのMGMのカートゥーンに出てくるDroopyにそっくりで最後は笑いそうになってしまいました。



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2010年7月30日金曜日

Any Regrets? Well, maybe Garfield.

これは本当の話か、それともBill Murrayの創作かわかりませんが、Bill Murrayが、なぜ"Garfield"で声の出演をしたかいきさつを話しています。何でもジョエル・コーエンが監督と聞いて、「コーエン(Coen)兄弟の映画には前から出てみたかった」ということで、声優として出演したのですが、実際にやっているとどうもしっくりこない。しばらくして、ええい、とにかく通しで全部見せてみろ、と言って、見てみたら酷い。酷い映画だ。いったいコーエンは何を考えているんだ、と。そうしたら、「ああ、あのコーエン(Joel Coen)ではないですよ」と。そう別のJoel Cohenだったのです。
そのほかにも、彼のパーソナリティがよくわかるエピソードや発言満載のインタビューです。

2010年7月19日月曜日

チャップリンの「幻の作品」


Kids Auto Races at Venice (1914)

"A Thief Catcher (1914)"発見のニュースですが、やはりチャップリンと言うだけで、読売オンラインNHKなど一般のニュースメディアも取り上げますね。これは、彼がマック・セネットのスタジオで映画の仕事を始めたころの作品のようです。この作品が「映画史を塗り替える」かどうかはさておき、Wikipediaでは彼の第4作として挙げていおり、それより前のデビュー作"Making a Living (1914)"と第2作"Kids Auto Races at Venice (1914)"はInternet Archiveで見ることができます。


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スタンバーグが忘れたい映画

















An American Tragedy (1931)
Directed by Josef von Sternberg
Cinematography by Lee Garmes

「日のあたる場所(1951)」(A Place in the Sun)はエリザベス・テーラーとモントゴメリ・クリフト、シェリー・ウィンタースが主演した有名な作品ですが、その20年前にジョセフ・フォン・スタンバーグが同じ題材で撮っていたことをつい最近まで知りませんでした。「アメリカの悲劇(1931)」(An American Tragedy)という原作と同じ題名をもつこの映画は、当時まだ存命だった原作者のセオドア・ドライサーの強い反応を受けて、多くのシーンが追加されたそうです。おかげで、スタンバーグはすっかり気をわるくしてしまい、この映画を自分のものとしない(disown)としたということ。

でも、この映画は非常に印象的な映像と、クライド役のフィリップス・ホームスの冷酷で感情の薄い演技がとても優れていると思います。



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はじめに

City Girl (1930)
Directed by F. W. Murnau
Cinematography by Ernest Palmer


これから先、古い映画のお話をします。
なるべく、面白い話をするつもりです。

点数や星の数で映画のレビューをするブログにはしないつもりです。そういうのは、たくさん映画を観ているほかの方におまかせしましょう。それから、いい映画とか名作とかばかりを紹介するわけでもないつもりです。私が好きな映画についての気ままなお話です。

よろしく。
 
 
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