2010年になって、フリッツ・ラング
John Carradine in "Man Hunt (1941)"
Directed by Fritz Lang
Cinematography by Author Miller
Fritz Langの"Metropolis (1927)"の新しい復元バージョンが、北アメリカ各地で公開されています。San FransiscoのSilent Film Festivalでは目玉でした。日本にはいつ来るのでしょうか?
"Metropolis"はFritz Langのドイツ時代の大作です。彼の作品のAvailabilityには極端な偏りがあって、"M (1931)"、"The Woman in the Window (1944)"、"Scarlett Street (1945)"のようにWeb上でアクセスできるものから、"Beyond a Reasonable Doubt (1956)"のように非常に鑑賞が困難なものまであります。"Man Hunt (1941)"は最近までアメリカ本国でもDVD化されておらず、imdbのUser Commentsでは「子供のころテレビで見た」と言う人たちが、非常に高い評価をしていました。昨年アメリカでDVDがリリースされ、そして日本でもリリースされました。
この映画はアメリカが第2次世界大戦に参戦する前に製作されたため、少しばかり物議をかもしたようです。海の向こうの戦争にできる限り関わりたくないアメリカ市民も多く、Fritz Lang監督が積極的にナチス・ドイツの残虐さを描くことに難色を示した人たちもいました。
不気味なもの言わぬナチスのエージェントを演じているのはJohn Carradine。"Kill Bill (2003)"に出ていたDavid Carradineのお父さんです。あのGeorge Sandersがゲシュタポの将校を演じているのですが、いつもどおり凄いですね。そのしつこさがあのMGMのカートゥーンに出てくるDroopyにそっくりで最後は笑いそうになってしまいました。
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1 Comments
こんにちわ!こちらにもお邪魔してみました。フリッツ・ラングはいいですねぇ。
ReplyDelete僕もこの人を監督レヴューで取り上げたいと思っていますが
もっと作品観ないと書けませんw
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