2010年8月6日金曜日

フィルム・ノワールの巨匠

T-men
Directed by Anthony Mann
Cinematography by John Alton 

John Alton。私が最も好きな撮影監督のひとりです。
彼の名前を歴代のアカデミー賞受賞で探すと、1951年に「巴里のアメリカ人」でカラーの撮影賞を受賞しています。しかし、彼はむしろ白黒のフィルム・ノワールのスタイルで最も有名です。
他にもフィルム・ノワールの作品にはすばらしい撮影監督が多くいますが、常に積極的にノワールのスタイルで撮影し続けたのは、この人においてはないでしょう。

彼が担当した作品のなかで、まちがいなくフィルム・ノワールに挙げられるのは、

T-men (1947)
Raw Deal (1948)

Hollow Triumph (1948)
He Walked by Night (1948)
The Crooked Way (1949)
Reign of Terror (1949)
Border Incident (1950)
Mystery Street (1950)
The Big Combo (1955)

です。これらの映画はそのほとんどが、B級犯罪映画で安い製作費と短い撮影期間、2流の機材やセットでやり遂げなければなりませんでした。彼はその撮影が速く効率的だったこともあって、本当に多くのB級作品を撮っています。

Mystery Street (1950)
Directed by John Sturges
Cinematography by John Alton

彼の映像は、暗いときには本当に暗いのです。その陰影の凄み、奥行きの切なさ、そしてその暗闇のなかに浮かび上がる陰鬱な表情。それらすべてがフィルム・ノワールのパラノイアの世界を形作っています。

彼の作品はこれから少しずつ紹介していきたいと思います。



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2 コメント:

DAZZ さんのコメント...

夜歩く男、可愛い配当、あの高地を取れ、お茶と同情、エルマーガントリーは観ましたけど、まだまだ観ていないのが多いです。

Murderous Ink さんのコメント...

「あの高地を取れ」はマニアックですね。あれ、単純な新兵叩き込み映画と思いきや、いきなりダークなノワールに変貌するところは、MGMなのにこれやってしまうんだあ、と感心してしまいました。これから彼の作品をいくつか紹介していくので、よろしく。

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